研究者/開発者/スタッフ紹介
道川 隆士 (Takashi Michikawa) 道川 隆士 (Takashi Michikawa)


研究テーマ

CTデータを用いた機械部品のポリゴン化に関する研究

研究内容と成果

本研究では、リバースエンジニアリングへの応用を目的としたCTスキャナで計測された機械部品のポリゴン化、特に薄板機械部品のポリゴン化に関する研究を行った。この問題の困難な点は、Marching Cubes法に代表される等値面ではなく、物体の中心を通る中立面を計算する必要がある点である。そのため、溶接部品などは、出力するポリゴンが非多様体ポリゴンになり、正しくポリゴン化することが難しかった。
本研究では、非多様体部分を正しく出力できるようなポリゴン化を実現した。また、機械部品のCTデータは一般的に高解像度であることから、大規模なボリュームデータをPC1台で計算できるようなOut-of-core法によるボリューム処理アルゴリズムを開発した。

今後の展望

薄板だけでなく、ワイヤ、ソリッドが混在した部品のポリゴン化への応用が考えられる。つまり、ワイヤ状の形状については、1次元のスケルトンを、ソリッド形状については等値面を出力するように、形状の特徴に応じた最適なポリゴン化を行うことを考えている。また得られたポリゴンからの、解析用のメッシュの生成も考えられる。


論文・特許紹介

【論文】
Takashi Michikawa and Hiromasa Suzuki,
Non-manifold Medial Surface Reconstruction from Volumetric Data
Advances in Geometric Modeling and Processing, Lecture Notes in Computer Science, No. 6130, pp.124-136, 2010

Takashi Michikawa and Hiromasa Suzuki,
Sparse Grid Distance Transforms
Graphical Models, Vol. 72, Issue 4, pp.35-45, 2010

Takashi Michikawa, Sun Nakazaki and Hiromasa Suzuki,
Efficient Medial Voxel Extraction from Large Volumetric Models
in WSCG’2009 Full Papers Proceedings, pp.189-196, 2009

Takashi Michikawa and Hiroamsa Suzuki
An Out-of-Core Framework for Volume Processing and Its Applications
in Proceeding of Korea-Japan Design Engineering Workshop 2008, pp.13-16, 2008

Takashi Michikawa, Ken’ichiro Tsuji, Tomoyuki Fujimori and Hiromasa Suzuki,
Out-of-Core Distance Transforms
in Proceedings of the 2007 ACM symposium on Solid and Physical Modeling, pp.151-158, 2007

【特許】
特開 2008-181286 2008.08.07
「大規模ボリュームデータの距離場生成方法とプログラム」
道川  隆士

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